大人のTシャツ問題に終止符を打ちそうな模範回答

暖かい陽気と共にがぜん重要度が増してくるのは露わとなるインナー。海沿いの避暑地でのんびり、なんて時ならなおさらです。ただ、これがいい大人にとっては非常に悩ましい。プリント“ドン！”な一着では遊びが過ぎますし、無地Tでは面白味に欠けます。気持ちよさは常に感じていたいといった声も無下にできません。そんな多くのわがままにこの一枚が応えます。ドライタッチで着心地抜群。自然な光沢は、白パンと合わせればより際立つことでしょう。優しいお色であれば大胆なカーディガンのアク抜きにもひと役買います。

必要なのはプールサイドでもレストランでも映える一枚

ホテルのプールサイドで、柔らかな陽光を一身に浴びながらのんびりと過ごす。考えるだけでも自然と口元が緩みます。あとは、その想いを後押しするような服があればもう言うことはありません。となれば、素材に関して常に理想を追い求めてきたのがアウール。コットンとナイロンの強撚糸を軸に、リネンの布帛生地を組み込んだサマーニットは、肌離れがよくいつも快適。リネンならではのナチュラルな素材感も海を感じるシーンにはうってつけです。特有のほのかな輝きには品が漂い、ネイビーパンツを合わせればその足でレストランへ、なんて予定も視野に入れられるでしょう。

いつもと違う感覚で選んだ服がもたらす開放的な空気

都市生活において“攻め”と“守り”のバランスは重要です。必然的に身につける服も落ち着きがちになりますが、バカンスともなりますとこれまでのヨロイを取っ払い、とことん開放感に浸ってこそ楽しめるというもの。例えばシャツは、ブロード生地の美しい白からリネンの淡いイエローへ鞍替えすることで心も見た目も晴れやかに。濃紺のウールスラックスから淡いブルーのコットンリネンの一本へ変えるだけでも一気に開放的になれます。しかもこの一本は、程よくゆとりがあるゆえ存分に自由も満喫できます。

オフホワイトの上下が清々しさと洒落っ気を運ぶ

ラクしてキマる、はもう大人たちの合言葉となりつつあります。セットアップやアンサンブルといった着こなしはその証左。ただ、リゾート地のような非日常においてもその考えは当てはまります。温暖な気候であればアイテム数は減り、ワンツーコーデのような簡素な着こなしも増えてきます。ただ、それでもオシャレであればこれほど嬉しいことはありません。そのイメージを支えるのが端正な一本です。アウールの代表作マルペンサをベースとしたこちらは、ラクを担保するお馴染みの意匠はそのままに、ワタリ、ひざ、裾の幅に1㎝だけゆとりを加えました。その微差で自由とスマートの共存を可能にしています。

水平線の彼方に沈みゆく太陽を眺めながら、
一日の終わりを惜しむ。
そんな心情に寄り添う優しい一本に
感じる自由さが、
再び明日への希望や活力を甦らせる。

一日の終わりを告げる夕陽を見つめていると、様々な感情が湧き上がってまいります。 数時間前は気持ち良く感じられた潮風もどこか肌寒い印象。 そんな時、日中はアクセントとして機能していたシャツが好都合です。オフホワイトのカットソーとの繊細なカラーパレットは清々しく、スタイリッシュな一本は波打ち際に佇むあなたをより美しく見せてくれるでしょう。同時に、 +1㎝が生み出したほのかな自由がリラックス感を生み、明日以降に待ち受ける楽しさや高揚感を思い起こさせます。随所に感じる自由と心地よさが、気持ちを再び前向きに。